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スクラムをやってみての Good と Bad

社内でアジャイルスクラムの勉強会をやることになった。事前にテーマなどをヒアリングしたときに「スクラムをやってみて感じた Good と Bad は?」というテーマが出てきたので、ちょっと考えてみた。

自分は10年の歴史があるプロダクトの開発組織のマネージャーをしている。最近はスクラムの導入に取り組んでおり、組織内の一部のチームでスクラムをやり始めた。今年は新規プロダクトをスクラムで開発している。社内でも活動が認知され、アジャイルスクラムの勉強会を依頼されるという経緯だった。

Good

主体的に改善が進む強いチームが生まれた

スプリントの最後に行うふりかえりがとても良い活動だった。チームは、どうしたらコミットしたプロダクトバックログを全て完了させることができたか?を議論する。各自の視点から課題点と改善策が次々と提案され、チームとしてのNext Actionを決定する。一人ひとりが、品質や納期に関して当事者意識を持って議論していたことが印象的だった。スプリントという短期間にフォーカスすることで、自分たちの手に収まるサイズの問題になったんだと思う。これをスプリントごとに繰り返すので、チームはどんどん成長していく。

ふりかえりが流行った

組織内の一部のチームでスクラムを始めたとき、スクラムチームのふりかえり活動を見て、他のチームが自発的に定期のふりかえりをやりはじめた。Fun Done Learnの模造紙がいくつもオフィスの壁に貼られるようになった。

組織の一部にスクラムという刺激を与えた結果、良い効果が他のチームや組織全体に伝搬していく光景は、自分のマネジメント経験の中でとても貴重なものとなっている。

開発と検証の連携・一体感強まる

スクラムを始めた当初は組織が職能で分かれており、QAチームと開発チームが上手く連携できない課題があった。スクラムチームを作ることで、QAと開発者が同じ目的を持つチームで活動するようになり、上流工程からしっかりと品質を作り込むことができるようになった。設計段階においてチームでテスト観点を読み合わせるというような活動が自発的に行われるようになった。

柔軟な戦略変更にも前向きに対応できている

スクラムの良い効果としてはベタなものになると思うけど、やはりこれは大きい。新規のプロダクトは、市場の反応に応じて製品戦略が激しく変動する。開発したけど捨てることになった機能もそれなりにあった。それでも、反復的に学習しながら開発を進めていくというアジャイルな土壌があったので、前向きに取り組むことができていたと思う。市場からの学びをスクラムチームに説明し共に理解を深めたときに、あー透明性ってこういうこと?と思ったりした。

Bad

Badはない!本当に思いつかない。強いていうなら、スクラムを実行するのってけっこうパワーを使うよねというくらい。でもこれも必要なところに必要なだけのパワーをかけられてると理解しているので、別にBadってわけでもないんだよなあ。